へび地蔵

 


 東京武蔵野吉祥寺、井の頭公園裏にそれはあります。
先日春うららかな土曜の昼下がり、
暇をもてあました絵描きのくわナ氏に呼ばれて二人で見に行きました、
 井の頭公園内の神社(玉光神社?)の鳥居を抜けて階段を登りきったそこに
それはあります。
なにやら『へび女の地蔵』だとくわナ氏は言っているので
すっかり水木しげるの妖怪大百科や小泉八雲の世界などを想像して
少し早い肝試し気分に つられて行きました。
 そもそもここ井の頭公園は女の神様の祭られている土地だと言う事は
前々から知っていたのですが、それが「へび女」なのかと思うと、
わたくし藤澤卓の生まれ年の裏干支「巳」なので、(これを詳しく説明すると長くなるのでこれくらいに)
やはりこれは何かの縁だろうと思い、とても興味深い。。
 しかも昨年あたりから私の周りに巳年の人がぞくぞくと現れて、少し最近恐いくらいなのです。
ここらでまとめて感謝の意味も含めて拝んでおこうかな、など、と考え巡らせている間に
くわナ氏が
 「ここだよ」   と、言うもんで、見渡しても何もなし
 「上、上」  と、見上げると、、、、
石碑の上にちょこんとのっかった頭、、いや胴体もとぐろを巻いて下にくっついてる!!
 わずか二頭身のそれがありました。
約20〜30分ほど笑い転げてからよく見ると、そのお顔は大変清楚な菩薩の顔なのですが、
下の胴体(とぐろ)がその頭とほぼ同じ大きさで巻かれており、遠目から見ると団子、ないしは
鏡餅、、これ以上書くと呪われそうなのでやめます。  
 いや、でも、顔は、いい顔をしていらっしゃいました、本当です。
そして身の毛もよだつ程笑い転げた後で、しっかりお参りもしてその日は幸せに過ごしました。
 みなさんも見に行ってみてください、でも夜はだめですよ、
きっとみなさんの笑い声で付近住民から苦情が出ますから。