沖縄紀行


7/16羽田発、沖縄にてライヴのため飛行場にいました。
な、なんとわたくし飛行機に乗るのはこれが始めてであります。。
「軽いジェットコースター気分ですよ、落ちるかもしんないし」
、と、つるまる氏に脅されているのか励まされているのか、わからないコメントをもらって
乗り込みいざ出発。
東京ではまだ梅雨前で少し寒いくらいだったのが、沖縄、着くなり32℃
空港前でいきなり汗だくになり、ヒーヒー言ってます。
 そこへ来て今回紹介してくれたスター☆又吉究
「沖縄でまずこの二人に蕎麦攻撃するからさ」、と、連れていかれたのが
沖縄蕎麦の「マルヤス」軟骨ソーキソバ¥550、と肉ソバ¥550
 これが劇的にウマイ!それにボリュームが凄い、そして更に汗だくに、、
(それ以来つるまる氏はこれにハマリ以降四日間ここに出入りすることになる。)
宿泊先は、一泊¥1500のドミトリーハウスの二段ベットになり、
なんと夜11:00にならないとクーラーがつかない、と言う事で皆ほうぼうの飲み屋などにいて
11:00になったら寝る。
初日は屋上のバーにて泡盛シークァーサー割り¥300を飲みながら、
恐ろしく近くに見える真っ赤な月を見ながら夜空を眺めていました。。。11:00まで


 17日 殺人的な大量のセミの泣き声にたまらず目をさます。朝7:00
しょうがないのでそこいらを散歩でもしょうかと外に出るが、すでに暑い
まだ閉め切った国際通りあたりをプラプラ歩いてみる、「海は、海はどこなんだろ?」
なんて思いながら、いくら行っても街なのでジュースを買って引き返す。
 戻るとつるまる氏も起きていた、な、なんと昨日飲んで帰った後に「マルヤス」に行ったそうだ。
更におきて朝からまた行こうとぬかすので呆れて断り、公設市場と海に行きたい!!と提案
しばらく公設市場で遅い朝御飯を食べてドミトリーでグタッとしていると、 スター☆又吉究
「ツルマルフジサワ、しゃーぷあんどふらっとは、いるかー」、とやって来た
 今日は那覇、国際通りで路上イヴェントに出る予定、
早速用意して移動リハーサルもそこそこに国際通りに到着。
 主催者はピラルクたけし君、いきなりフランクザッパのTシャツ着ています。
 昼三時から集まってPAのセッティング、炎天下なのでテントに潜り込む、
スター☆又吉究は一人で来ているので「じゃあ三人で最後何かやりますか」と少し練習する
途中暑さのためか持って来たギターが「パキッ!」という嫌な音を立てたので練習中止。
 地元バンドの到着とともにライヴが始まり、そして自分らの番、先ほどの「パキ」が気になる、、
ちゃっちゃこ終わらせてしまおうといきなり唄い出すと不振げな目で遠巻きに人が見ているので
「こんちはーナイチャーズでーす!」とマイクほっぽらかして躍り出てみる。
だんだんギターの音がヤバくなって来たのであんましギターを弾かない曲「だんなとにょうぼう」唄ってみる
 これが以外にはまってしまう、イヤー困った、とラストの唄でチャッチャコライヴ終わり
 ライヴが終わると「海賊」ルックのため子供に集られる、「どうもスミマセン」おかあさん。「いえいえ」、と地元交流。「少年海賊団」恐るべし。
そしてスター☆又吉究、さすが地元とあってやりやすそう、途中二曲参加、
(つるまる氏お得意のスキャットをやらしたナンバーでは、地元バンドのボーカルが乱入、ちょっとビックリ!!つるまるも負けそうな程の狂乱ぶり)
最後は何故か「君といつまでも」なんでだろ? でも意外にジンと来た。
次は地元で仕事帰りの塾の先生だと言う人(名前が、出ない)半裸です。
皆同じリズムでウクレレをかき鳴らし「あんたアホやね、めっちゃアホそやで〜」と最高!!
 そして最後はピラルクたけし君、地面を正方形に区切り、四方にギターアンプを置いてそのまん中にお客を誘導、まん中は凄い事になっています。
 皆その爆音の中集まって空見ています、夜でも雲が動いているのが見える。
ふと横を見ると先ほどのおかあさん(?)「凄いねー!!すごいよ」目がすわっています
「あれなんだろ!」と指差す方向に光るもの。  「UFOだ!UFOだよ!ねー!」目がすわっています。
UFO呼んでしまいました。
 ライヴも終わってたけし君宅に機材搬入、車に乗せてもらって首里まで、
「俺の首里城だ」というたけし君仲間の同居している家まで、どうみても二階建ての、中十畳の部屋が三部屋は軽くある一軒家です。ちなみに「家賃は?」と、聞くと「五万円」たまげた!
 途中たけし君の息子が国際通りで迷子になっている、とスター☆又吉究がら電話が入る
そんならたけし君宅でおちあおうと打ち上げもかねて みんなで待つ。
 待っている間奥さん親子丼を振る舞ってくれました。それと裏庭から取って来たオクラの澄まし汁
(いやー美味しかった)
 その頃つるまる氏は、、、、想像どうりです。


18日 この日はオフ、スター☆又吉究が地元を案内してくれると車を借りて来てくれる。
しかしながらスター☆又吉究、免許取ってからまだ三ヶ月とあって危ないので運転をかわる
 最初は首里城、神社仏閣ファンの私なので(沖縄には神道は無い)無理言ってだだこねる。
行き掛けに「首里ソバ」¥600を食べる、
 そこでつるまる氏「う〜んこの味だったら俺はマルヤスの方がうまいと思うな。」、とすでに食通の意見
「つーかそこしか行ってないだろ!」、と半ば思いつつご馳走様でした。
その後は南海岸線をひた走り海へとむかう、が、しかし、引き潮のため目の前すでに珊瑚の浜
その奥に砂浜が拡がりそしてとーくの方に海、といった具合
 「珊瑚ひっくり返して蟹とたわむる、、」と、いった具合、かろうじて足だけ海に入る
しばらく走ると観光用の人工ビーチに辿り着く、真っ白い砂浜、エメラルドグリーンの海。
まるでタバコの宣伝か何かで出て来たような写真を切り取ったような海岸に出てしまう。
そこではトイレを借りたのみ。
 そこから少し登って「斎場御嶽(せーふぁうたき)」へやってくる。
琉球王国最高の聖地、とスター☆又吉究が説明してくれて、我々もまず参拝。
サングーイと言われる突きたった二つの鍾乳石の間をくぐると遥か久高島を臨む参拝所があり、手を合わし、また抜けると、生まれ変わったようなそんな気分にさせられます。
「来たね、、来たかもしんない」、とつるまる氏、、どうやら何か来たらしいです。
そのほど近くにまた、わき水が出る場所があるとの事でそこへ向う。
わき水、池になっておりそこで子供達遊んでいます。
 自然の大きさに抱かれた、かつての自分達がそこにいました。
それから男三人、何か来ちゃったらしく、海辺で「バカヤロー」とか言いながら石投げてみたりして
海のバカやロゥ状態。
 、で、結局飲んじゃう。
オリオンビール生¥100のの店で最終的に落ち着いて朝五時。
 でもつるまる氏は、、、わかりますよね。


19日 さすがに朝五時まで起きていたので昼まで何もするきがしない、しかしながら朝からピンピンしているつるまる氏に半ば強引にマルヤスへ連れて行かれる。汗だくの軟骨ソーキソバ。
それからまた(だいたいこの二ケ所しか今まで行っていない)公設市場にもどって飲んでしまう、
飲みながら今日はライヴハウスでのライヴなので、少し打ち合わせ。が、しかし
「下の市場で伊勢海老買ってさばいてもらいやしょうよ」なんてことを言い出す。さすがにもう食えない。
少しこの二ケ所(公設市場、マルヤス)から離れよう、とちょっと早いけれどライヴハウスを探しに行く。
そのライヴハウスは前島にあるそうで、旅前、友達に教えてもらったライヴハウスも近くにあるからそこにも寄ってみたいのでそこも探してみる、
 ライヴ自体はライヴハウスでのライヴなので支障なく終了、途中スター☆又吉究が地元に帰って感極まって涙する場面などもあったけれど、それなりに暖かいライヴ終了。
ライヴ後スター☆又吉究の母兄と歓談。 さすがに家族では次男とあってスター☆又吉究の無邪気な姿が印象的。
その後は前二日と同じパターン。(打ち上げ=飲み=マルヤス(つるまる氏)=五時)


20日 今日でお別れ沖縄、今日は以外と早くから行動、土産も買わなくては。
 朝からゴーヤバーガーなる物を食べて、そのファーストフード店でクーラーにあたる。
 この後つるまる氏は東京、私は広島と向うのでそれぞれ土産も違う、私はできるだけ悪くならないものがいいのでサーターアンダーギーやら買って、つるまる氏はもずくなんか買ってます。(チクショー!!)
、と、突然つるまる氏が「へちま、へちま」と言い出す。
 旅前にインターネットで調べていた「へちま味噌煮定食」を食べ忘れた、と、言う事です。
それで急いでタクシーに乗り込んでタクシーのおじさんに「へちま、へちま」と聞いて、昼御飯は「だるま食堂 へちま味噌煮定食二人前」。
 空港に着くと今頃旅行気分になってきた、もう帰りなのに。 
まぁここから広島、徳山、静岡、熱海は一人だからそうなのかもしれないけれど。
 ロビーで荷物を預けて空港の土産売り場で一服、つるまる氏と私は別の入り口なのでそこでお別れ。
つるまる氏が先に発つので私も少し先に搭乗口に向う、搭乗口では何やら外人さんの団体が待ち合い室のテレビに勝手にDVDを差し込んで英語の映画を見ている、なんだかさっぱりワカンナイ。
 しかし合間合間に爆笑するので、つられて笑ってしまう。
飛行機に乗り込むと小さな窓からずっと外を眺めていた、「さよなら沖縄、今度いつ来るかわかんないけど」
 離陸と同時に幾つもの入道雲が沖縄本島を覆っているのが見えた、その一つの入道雲の間を飛行機が抜けて空に上がって行く、ちょうどそれが、その一つがシーサーの形をしていた。
 そのシーサー型の入道雲から上がる時、ちょうどその口元から一筋の虹が架かっていた。


「ありがと沖縄、今度いつ来るかわかんないけど、」

 

2003.7.16.17.18.19.20