こんな夢をみた。

 


昼寝のし過ぎで、夢を見てしまいました、、
すべてに嘘のない国、そんな街にやってきた僕は
何故か診察台に乗せられていました、
気がつくと首から、背中から、点滴のような管がのびており
静かな診察室でわたしは寝そべっているのでした。
まずは背中から、
「あなた、、だれですか?」
「ええ、わたくしはフジサワタクと申します」
「それでは、、あなたは?」
その管から、体中にそういった言葉が流れ込み浸透していくのです。
 とても気分の良い感覚が体中を覆い夢見心地で私は目をつむります。
 昼下がりの薄日さす寝室でわたしは、友人と会話を楽しんでおりました、
そう、誰もが言葉をかわす事無く、想いで会話をする、
と言ってもテレパシーなどというモノでなく
実際に身体とからだを共有する様な、そんな会話
 まずは背中から流れ込み、体中に浸透し沢山の思いを知ります。
嬉しい事や悲しい事、いろいろな事が体中を流れ込みます。
 そしてわたしはいろいろな国のいろいろな人達の身体を、行き来するのです。
優しい人や、厳しい人の心にみんなが触れて、そうして会話が進みます。
世界中の想いが届き、誰もが大切な事を知っていきます。
 そうして次は首からのびた管がわたしの想いを流していきます。
悲しい人を慰めたり、嬉しい人と笑ったり。
悲しい思い出を打ち明けたり、、、
その気持ちには嘘いつわりもなく、とても素直な想いを流します。
「みなさん、どうぞよろしく、、」
 その想いはみんなに届き、皆が受け入れてくれ、
今度はお腹からのびた管からわたしを包み込み
 次々と、様々なやさしい想い、や、色々がわたしを連れていきます、
「ようこそ、いらっしゃいませ」
 その時急に、ドックリとわたしのからだが脈打ち、わたしはのけぞってしまいました。
ふと見るとわたしのお腹からドクドクと悲しみや、恨み、嘘が、いつわりが
大量に流れ出しているではありませんか。
「あぁ!いけない、 わたしには嘘が、いつわりが、いっぱいだ」
わたしは夢中でおきあがり、首から背中から管をいっせいに抜き取り
お腹から流れ出すその想いを必死で止めようとしました。
「やっぱりわたしはあなたがたと共有できませんでした、どうかお許しを、、わたしは、わたしには
嘘、いつわりが多すぎていけません、つまらない事で人を恨んだりもします、平気で嘘をついた事もしばしばありますし、他人を妬んだりもしょっちゆうです、人並みに嫌いな群もいますし、好きな事に夢中で迷惑も顧みないのです、、、でもあなたがたはすばらしい人達でした、そこでわたしもあなたがたのようにしてみたかったのです、でも流れ出すわたしの嘘、偽りに恥ずかしくてたまりません、どうかこの管を外してクダサイ、、」
遂にわたしは気を失い倒れてしまいました。
 そこで目が覚めました。 薄れる記憶の中、診察室には
「実験失敗、実験失敗、本日は実験中止」
とアナウンスが流れておりました、