奥多摩慕情
産まれてこのかた 地図なんて、持って歩いた事なんて無いのですが
「あ〜やっぱり地図でも見ながら歩いた方がよかったなぁ」、と
今、奥多摩のまんなかでそう思っています
そもそもここが真ん中なのか、どうなのか。それすら定かでは無く
ただただ秋の紅葉を見たいなぁ〜、、と足をのばしただけなのです
朝からお弁当を作り、何故かお気に入りのウクレレなんかを持って
三鷹駅am10:00発、中央線青梅行き各駅停車の旅
青梅からは一つ先の「宮ノ平」で途中下車(理由は、、イロイロ)
そこから青梅線、奥多摩駅下車pm1:30
まず駅を降りて少しぶらぶら歩くと何故か猪の壁画のある「市民文化センター」なるものがあり
立ち寄ると(奥多摩の歴史)なる展示などがしてあってなかなか面白い
そこで、奥多摩湖までの地図を見るが実際の距離がまったくつかめず(まぁ地図がまったく読めないので)、バス停で
「奥多摩湖まではどのくらいですかねぇ〜」と聞くと
「まぁ20分くらいじゃないかねぇ〜」、と教えてもらい(この時「歩いて」と聞かなかったのがのちのち大問題になる)のんびりと沢を下って歩きだす。
最初は吊り橋なんかを楽しみながら渓谷を楽しんで歩いていたのだが、1、200メートルも歩くとすぐに街道に出てしまった、それからテクテクと車道の脇20cm程の路を歩くとバスが何台も横切っていった
地元のオバチャンなんかと「危ないッスねー」なんて言いながら(なんとそのオバチャン10cm20cmすれすれで横切るバスを何の躊躇もなく歩いてる)歩いていくといきなりトンネルが現れた
「う〜ん」、と最初少し悩んだがここを通らなくては先には行けぬ、とトンネル突入
いかにも兵隊さんの幽霊など出てきそうないでたちであります、しかも中に入るとこれまた横切る車との間隔が狭く(向い側が壁、なトコがまた逃げ場が無く恐い)そこを車、バイクなどが容赦なく、時には猛スピードで走り抜けていくものですから、「うおぉぉーこえぇぇぇー!」、などと叫びながら壁に張り付いて、ヘナヘナ歩きようやく脱出
「こりゃあたまんないな〜、」と一息「もう着いたかな?」(着く訳ありません)
200mほど歩くとまたもや同じようなトンネルに遭遇「ふざけんなよ畜生!」とまたもや突入
そしてまたもや壁に張り付いてヘナヘナ脱出
「こりゃあたまんないな〜、」と一息「もう着いたかな?」(着く訳ありません)
そしてこれまた200mほど歩くとまたもや同じようなトンネルに遭遇「もう無理!」と座りこむ
と、するとそのトンネル入り口脇に目をやると横にそれる路がありなにやら看板が立っているのをみつける
『奥多摩街道モ奥多摩湖』裏道発見!!マリオ復活
サクサクと「奥多摩街道」を散策。ようやく紅葉などもチラホラ見られはじめ散策気分も満喫
途中すれちがう人達とも「こんにちわー」などと挨拶しあってのどかな気分(しかしこの時これまたすれちがう人達の出立ちと自分の軽装の違いに気付いていなかった)
路の途中地中にはそれぞれに「この場所の由来」などの説明が看板に書かれてあり「へぇー」なんて言いながら奥多摩の歴史などを勉強。
「いやー歩いた歩いた。もう着くかな?」、と時計を見ながら歩いていると突如として斜40度ほどの細い登り坂に出くわす「?」と思うが看板には「奥多摩湖モ」と記されている
「そうか!とうとうこの山の向こうが奥多摩湖ってやつだな」と勝手にクライマックスを核心
時間は3:30を超えていました「まー昼には着かなかったけれど、夕日を眺めるくらいはいけるでしょ」
と最後の一山(?)を登りだす
しばらく登っていくともうすっかり路は登山道となってきてますます勝手な期待は募るばかり、途中に民家などを横切ったりもしたが、あきらかに車では通れない場所にあり、「ここではどんな暮らしをしているんだろうかな〜」と感心してしまう。最近ではすっかり見なくなった「野良犬」等にも遭遇。
「うぉっしゃ!」と登りつめ後は下りで「奥多摩湖」を待つばかり、、の筈なのだが一向にこの山道は終わる気配が無い、挙げ句の果てに更なる登り登山道が出現
「まじで。!」と、途方に暮れてものぼりだすが、その登山道もしばらく登っていくとすでに路ではなく、もう何処にむかっているのかよくわからなくなってくる、、暇つぶしにこの悲劇を笑ってもらおうと携帯電話をかけてみると『圏外』になっている、、、軽く遭難したようです。
しばらくあてどなく歩いていくと何やら同じような「奥多摩湖」を目指す父、母、子供二人の家族に遭遇、 それに連なってようやく下山。途中子供が「もう疲れたー」などと言い泣き出したりするのをなだめたりしてすっかり家族の一員状態。(家族って良いんだなぁ〜。なんてごくあたりまえな事を痛感)
そして遂に「奥多摩湖」に到着!した時にはもうすっかり日も暮れ、奥多摩湖への興味も薄れ、それ以上歩く元気も無く、締まりかけの売店で缶コーヒーを買って即座にバスに乗り駅に向う
帰りは本当に20分だった。